家づくりというと「間取り」や「性能」に目がいってしまいますが、この2つと並んで大切なのが「つくる人(職人)」です。
どんなにいい間取り、いい性能の家を設計してもしっかりと施工してないと意味がありません。
現場の管理方法などで家の品質はある程度の均一化できますが、最終的には「つくる人(職人)」によって家の仕上がりが左右されます。
この記事では、「いい職人」だと思う人の特徴や見つけ方、見分け方を紹介します。
いい職人ってどんな人?
いろんな職人を見ていて、「いい職人」だと思う人には共通点があります。
- ①誰のための仕事かを理解している
- ②仕事が好き
- ③技術力UPの努力をしている
- ④仕事が丁寧
- ⑤仕事が早い
これは職人さんに限らず他の仕事でも同じですよね。
この5つを満たしている職人さんに家をつくってもらえると、後から後悔することがなくなると思います。
いい家を建てるにはいい職人さんにつくってもらうことが大切です。


職人さんが大事なのはわかったけど、いい職人さんはをどうやって見つけるの?
いい職人さんを見つける!これが一番難しいです。ここからはいい職人の探し方や見分け方について紹介します。
また家づくりにはたくさんの職人さんが関係していますが、その中で一番多くの仕事をするのが大工さんになります。
いい職人の探し方
- ①YouTubeやSNSで探す
- ②いい建築会社を探す
探し方に関してはこの2つがメインになるかと思います。
YouTubeやSNSで探す
1つ目はYouTubeやインスタなどのSNSで探す方法です。
ただしこれはなかなか難しい方法です。それは
- とにかく数が少ない
- 職人さんの場所がわからない
- 場所がわかっても、建設予定地まで遠い
といった問題が生じてくるからです。
なので、現実的にはいい建築会社を探すというのがいいかと思います。
いい建築会社を探す
いい建築会社にはいい職人さんがいる場合が非常に高いです。
それは建築会社が、いい家をつくるためには職人さんが大切なのをわかっているからです。
いい職人を探すためにはいい建築会社を探しましょう。
- ①YouTubeやSNSで探す
- ②雑誌で探す
- ③グループや団体で探す
- ④口コミ
- ⑤住宅展示場で探す
①YouTubeやSNSで探す
最近は、多くの建築会社や設計事務所がYouTubeにやSNSを活用しており、そこから探す方法です。
職人さんよりも数も多く、会社のPRのためにやっているのでホームページ等も確認でき、自分たちの建築予定地で建てれるかが簡単にわかります。
またどんな家づくりをしているか簡単にわかるため、自分の好みにあった家を探しやすいです。
②雑誌で探す
いろんな住宅雑誌の中から探す方法です。
住宅会社がずらっと載っている広告系の雑誌ではなく、「チルチンびと」や「ビルダーズ」などの雑誌に載っている会社がいいのかなと思います。
ただし、好みがかなり限定されるかもしれません。
③グループや団体で探す
少しマニアックな探し方になりますが、グループや団体から自分の地域の会社を選ぶという方法です。
有名なところでは、新住協やパッシブハウスジャパン、OMソーラーなどがあります。
①②でいいと思った会社がどこかの団体に入っていないか調べてみると、同じような家づくりをしている会社が見つかると思います。
④口コミ
職場や地域など、周りに家を建てた人がいる場合はその人に聞いてみるのがいいです。
実際に住んでからの住み心地や、住むまでの対応などリアルな感想が聞けます。
またその人もいろんな会社を探したはずなので、候補にあがっていた会社を教えてもらうのこともできます。
⑤住宅展示場で探す
総合展示場などの住宅展示場に行って探す方法です。
多くの人が真っ先に思いつく方法ですが5番目にしたのには理由があります。
- ほとんどがハウスメーカー
- 見れるのは現実的ではない家
- 営業のトークにのせられてしまう
- いろんな家を見るには時間がかかる
まだまだありますが、大きな理由はこんなところです。
住宅展示場に行って実際の家を見るというのはとてもいいと思いますが、いきなり行くのではなく、情報収集をしてから気になった会社家を見に行くようにしましょう。
下調べなしにいろんな会社を回るのは時間の無駄になる可能性が高いです。
いい職人の見分け方
良さそうな会社を見つけたら、絶対に現場見学をさせてもらいましょう。
現場を見ればある程度はわかります。
現場見学ができないと言われたらその時点でその会社はやめた方がいいレベルです。
そして現場見学は職人さんが仕事をしている平日に行けるとなおよいです。
ただし、現場の職人さんの仕事の邪魔になったり、安全面の関係でNGの会社もあるかもしれません。
- しっかりと挨拶があるか(職人さんの態度や表情)
- 現場が整理整頓されているか
素人であるお客さんが見に行って見分けれる部分はそんなにありませんが、すごく基本的だけど大切なことになります。
しっかりと挨拶があるか(職人さんの態度や・表情)
挨拶は当たり前ですがとても大切です。
現場見学にくる人は将来のお客様になる人です。その人にどんな対応をするかはその人を見極める大事なポイントになります。
職人さんは接客が仕事ではないので過剰な対応をする必要はありませんが、挨拶もしてくれない職人さんは人として「?」です。
また仕事をしている表情や態度なども大切です。
楽しそうに仕事をしているのが一番ですが、それはパッと見ではわかりません。
なので、嫌そうに仕事をしていないか、仕事中に文句を言っていないかなどマイナス面を見てみるとよいです。
現場が整理整頓されているか
現場が綺麗かどうか、整理整頓されているかはめちゃくちゃ判断しやすいポイントです。
現場で道具や材料の整理整頓ができていなかったり、掃除がしていない場合、その職人さんに頼むのはやめましょう。
- そういう性格の場合、仕事が雑なことが多い
- そもそも散らかっている状態でいい仕事ができるわけがない
- 他の職人さん(業者)のことを考えられていない
まだまだありますが、「現場の整理整頓・清掃」から見えてくる部分はとても多いです。
またそれを指導していない会社も「?」と思える部分が多いのでやめた方がよいでしょう。
やり慣れた材料・工法か
現場で確認できることではないですが、普段どんな材料を使ってどんな工法の家を建てているかもとても大切です。
特に無垢材を使いたい場合は、普段から無垢材を使って仕事をしている大工さんや会社を選びましょう。
無垢材は新建材と違って色々と特徴があるので、それを見極めて作らないとトラブルの原因になります。
また最近流行りの床下エアコンや小屋裏エアコン、〇〇工法といったものも同じです。普段からやり慣れていたり、しっかりと勉強している職人や会社でないとミスやトラブルの原因になるので注意しましょう。
まとめ
この記事では「いい職人さん」の共通点と、「いい職人さん・いい建築会社」の探し方・見分け方について説明しました。
- ①誰のための仕事かを理解している
- ②仕事が好き
- ③技術力UPの努力をしている
- ④仕事が丁寧
- ⑤仕事が早い
いい職人さんを直接探すのはとても難しいので、まずはいい建築会社を探しましょう。
いい会社はいい職人さんを使っている場合がとても多いです。
- ①YouTubeやSNSで探す
- ②雑誌で探す
- ③グループや団体で探す
- ④口コミ
- ⑤住宅展示場で探す
良さそうな会社や気になる会社を見つけたら、現場見学などで実際にどんな人が仕事をしているのかを確認しましょう。
- しっかりと挨拶をしているか
- 仕事中の態度や表情
- 整理整頓ができているか
- 使い慣れた材料か
- 普段からやっている工法か
以上の方法で職人さんや建築会社を探すと、家づくりで失敗する可能性がかなり減ると思います!
家づくりの際は、間取りや性能だけでなくつくる人(職人)にもしっかりとこだわりましょう!
この記事が、みなさんの役に立つと嬉しいです。
ではまた!